2016(平成28)年3月19日 The Eric Carle Museum of Picture Book

エリック・カール絵本博物館(The Carle)
125 West Bay Road Amherst, MA 01002 413-559-6300 http://www.carlemuseum.org/

アメリカのマサセッツ州ボストンから車で1時間ほどのアマーストの町にあるエリック・カール絵本博物館(The Carle)は、"To inspire a love of art and reading through picture books"をその使命とし、2002年11月22日に開館しました。博物館がある場所はHampshire Collegeのすぐ隣で、アマーストの市街から少し離れた静かなところにあります。アメリカではこのような絵本博物館はまだここだけにしかありません。

エリック・カール絵本博物館(The Carle)

世界中の絵本やイラストが収集・保存され、展示もされます。また、子どもたちの芸術や読み書きに関する教育プログラムも展開しています。7,000点近いコレクションを有し、ギャラリー、スタジオ、劇場、図書室が配置されています。また、Simmons Collegeと提携した大学院プログラムを持つ専門的教育機関でもあります。

トイレの中にも、カールの絵本に出てくる動物がいます。
館内には、子どもたちが一緒に写真を写したり、中に入って遊んだりするカールの青虫や蝶もいます。
館内には、子どもたちが一緒に写真を写したり、中に入って遊んだりするカールの青虫や蝶もいます。

トイレの中にも、カールの絵本に出てくる動物がいます。子どもたちは大喜びです。
館内には、子どもたちが一緒に写真を写したり、中に入って遊んだりするカールの青虫や蝶もいます。

過去には、安野光雅 (2003年4/15-6/29)の特別展示もありました。ちょうど私が訪れた時は、West GalleryでThe Art of Eric Carle: From A to Zの展示の最中でした。
カールがcreative and inquisitive nature of childrenを大切に思い、"show them that learning is really both fascinating and fun"だということを是非知ってもらいたいと願っているという、自身のことばを展示の中に見つけ感動しました。

カールはこれまでに70冊以上の絵本を手掛け、絵もお話もすべて自分で創作しています。1980年にカール家は日本にも来ています。日本の絵本博物館を見学し、それに刺激を受けたことが、現在のThe Carle開設に繋がっているのだそうです。すでに子どもたち30,000人をふくめて、600,000人以上もの来訪者がありました。

カールはこんな夢を持っているのだそうです。 "I hope it will be a place to continue to thrive and grow; to be a place where the art of the picture book will be enjoyed and studied by visitors for many years to come. We hope the Museum will continue to be a place of learning, for visitors and educators, art teachers and students; a cultural and educational center and academic resource."

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